2007年に登場した女性用インバネスコートです。
インバネスコートとは…
「とんびコート」などとも呼ばれる男性用の外套の一種です。
ロングコートにケープ状のものがついているデザインが特徴で、シャーロックホームズが着用していたイメージからも、知的でエレガントな印象があります。そでぐりが大きく開いていたのでそのまま和装に合わせて着用することができたため、明治時代にイギリスから伝わってから、大正・昭和初期まで広く着用されていたようです。
今でも「和装にはインバネス!」というオシャレな男性も多いようで、
男性用のとんびコートは今でも需要があり時々みかけるのですが、
残念ながら女性用のとんびコートはほぼ皆無。
あったとしても、もともとが男性用のコートなので、
それを縮小したようなデザインでした。
注文の多いキモノ店では、オリジナルの女性用のインバネスコートをデザインし、『ケープトレンチ』と名づけました。
洋服に着ている時もカワイイ!そしてキモノにも着られる!
ケープトレンチは、今までのインバネスコートの印象を受け継ぎながらも、クラシカルでエレガントな新しい和・洋装用兼用コートなのです。
冬の旅行先で「洋服で行くけど、現地ではキモノも着たい」というときにも、かさばるコートを2種類持っていくのは大変。
ケープトレンチ一枚で、旅先でもオシャレに、そして快適に過ごせます。
お正月に帰省の際なども大みそかまでは洋服で忙しく、年始や初詣はキモノでゆっくり…などなど、
いろんなシーンで活躍してくれそうですね。
襟もとは、クラシカルなアシンメトリーのロールカラー!
個人的に大好きなのです、ロールカラー。
エレガントで、女らしくてかわいくて品があって、
レディスならではのカラー(衿)の形ですよね。
衣紋を抜いたキモノにもきちんと沿うようになっています。
フロントは大きめボタンがワンポイントに。
ケープ袖はきれいなドレープが出るようにバイアスに。
胸元にこっそりと金具があり、
今回は粗品としてシンプルな羽織紐をプレゼントさせていただきます。
もちろんお手持ちの羽織紐をつけ変えてていただくこともできます。
ケープの浮きを抑えると同時に装飾にもなり、
ずいぶん印象が変わりますのでぜひ楽しんでください。
まさに和洋折衷コートですね。
ウエストリボンを結ぶことで、
洋服に着用したときにキュッとウエストマークされます!
後ろから見てもちゃんとベルトが見えるように
ケープ部分にスリットが入っています。
ブーツに合わせてもかわいいですし、カラータイツでもかわいい。
ウエストリボンは、サテンのタイプと共布タイプの2種類セットでお届けしますので、
その日の気分で変えて楽しんでください。
2009年販売分は、昨年も大好評だったカシミア素材(カシミア50%毛50%)で生産。
カシミアは店主が中国の生地市場まで買い付けに行き、帰国後すぐに工場へと送られました。
その軽さ、保温性もさることながら、カシミア特有のぬめるような光沢感は高級素材ならでは!
着用でついたシワも、2~3日ハンガーでつるしておくとアイロンがいらないほどきれいになります。
日本ではどうしてもカシミアというと黒とキャメルの需要が大きく、カラフルなものを仕入れるのが難しいのですが
今回もきれいな発色の『ティファニーブルー』と『パープル』を仕入れることができました。
さらに深い深い『濃紺』を仕入れました。上品でツヤ感がきれいに見える極上の濃紺です。
カシミア…カシミアヤギ(山羊)の毛のことを言う。毛質が細く柔軟で独特のぬめりがあり保温性に優れている。織物、ニットともにカシミア素材は最高級品として扱われている。
ちらちらと腕を動かすと裏地が見えるので、
裏地にもこだわっています。
肌ざわりがよく静電気の起きにくい、キュプラ100%のタイプを使用しています。
キュプラ日本では主に高級裏地を中心に婦人用肌着などに多く使用されています。
ポリエステルやナイロンの裏地に比べ、しなやかで吸湿性があり、
ジャケット・コートの裏地に適しています。
キモノのときは背中に帯がありますが、
背中の中心部までインバーテッドプリーツが入っているため帯結びをつぶしません。
(画像は角だしに結んだ帯の上に着用しています)
また、ケープの中のそで部分は
どうなっているのかというと
大きく袖ぐりがジャンバースカートのように開いていて、腕とキモノの袂を通せるようになっています。
縫製はすべて日本工場で行っています。
きれいな縫製なのはもちろんのこと、検品も徹底して行われております。
ご協力いただいている縫製工場(株式会社ケーエム縫製)のウェブサイト内で
『ケープトレンチのできるまで』の全工程をご紹介いただきました。
何気なく着ている洋服ですが、けっして機械が勝手に作ってくれているわけではなく
本当に細かい作業を経て、しっかりと「人の手」が作っているということが伝わるかと思います。
また、キモノにも合わせて着られるものであるからこそ、日本製にこだわっていきたいと思います。




